銀杏BOYZの新しいアルバムを聴いた。 もうすぐ、20代が終わる。 結局、30年間彼女が出来ることはなかったし、定職も持たないまま。 中学生のとき、カニグズバーグの『流星の夜』が国語の教科書に載っていた。 違うクラスの後藤君が授業でこの物語を朗読したのが面白くてみんなでバカにしてモノマネをしまくていた。 直接見た訳じゃない僕もマネをした。 同じくらいのとき、僕はみんなから将来はホームレスになるんじゃないのとか言われていた。 で、ホームレスのモノマネをしてみんなにバカにされながら「そうかもなぁ」とか考えていた。 そうかもなぁとか思いながら、後藤君のモノマネをして「ぼくは中年だぁ」と言っていた。 次の流星郡がくるとき、ぼくは中年だし、一緒に流星をみたおばあさんはもう居ないのかもしれない。 とかは全く考えず、おもしろおかしいので言っていた。 最近、みんながモノマネしていた「ぼくは中年だぁ」が頭の中で再生される。 高校三年生と大学一年生の間の春休みに友達の家でGOING STEADYを聴いた。 全然おもしろくない高校3年間を過ごして、大学ではおもしろおかしく過ごしてやるぜ!って思ってた。 でも、大学でもなかなか友達が出来なかった。 結局、恥ずかしいから見るの辞めようと思ってたアニメとかをきっかけにしながらなんとか話せる人が出来た。 パンクとか全然分からなかったけど、峰田のマネをしてパンクっぽいと思って無茶苦茶やったりして余計みんなから鬱陶しがられたりして、 めちゃくちゃ好きな娘とかいたけど、結局大学でも彼女出来なかったし、当時よく遊んだ友達も卒業してからは殆ど会うことも連絡を取ることもない。 その後、実家を出たり会社で働いたりしたけど、今は実家でずっとインターネットをしている。 結局全部ふりだしに戻った。ふりだしから出る努力もしようとしたけど出ようとするモノマネで終わってしまった。 ぼくは中学生の時から何にも変われないままだし、変わることを積極的に避けてきてしまった。 ずっと変わらないと思ってた大好きだったエヴァンゲリオンも、峰田も、ちゃんと新しい皮膚で2014年をふみしめている。 ぼくは、今年こそ痩せようと心に誓った。